写真家 金 鋭 Kin Ei
1967年(昭和42年)生まれ。上海在住23年。
華僑三世。神戸生まれ神戸育ち。
東京カメラ部2018年10選。
「心の国境を越えて」
価値観が異なる日本と中国。人生の喜怒哀楽は国が違っても同じ。日本で生まれ中国で生活する華僑だからこそ伝えられるものがある。写真を通じて日本と中国双方の理解を深めたい。理解を深めることは互いを知る事。心の国境は越えられる。
写真との出会いは学生時代。フォトグラファーとして活躍する友人の勧めもあり2014年から上海を中心に本格的な撮影活動に入る。
写真を撮り始めていく中で華僑としての自分の生い立ち、祖国である中国での生活や情景をどう表現すればいいのか?何を伝えたいのか?また華僑である自分の目から見た上海はどう映るのか?試行錯誤を繰り返す。
写真を通じてエネルギー溢れる上海の現状や活き活きと生活している人達を自分なりの感性と表現で伝えたい。上海の人々との交流を含めより内面に迫りたいと上海で息づく人達を撮り始める。
「人を通じて街の情景を伝えたい。街を通じて人の息遣いを伝えたい」
モノクロームを中心に現在は上海を含めた中国各地及び生まれ故郷である神戸を中心に撮影。
上海在住の写真家として活動の幅を広げている。